ホームページやメールはもちろん、インターネットを利用した電話や、ファイル転送、オンラインショップ、その他様々なサービスがインターネット上で展開されています。
そのインターネットが今年で40歳となるのをご存じですか?
カリフォルニア大学で、1台のコンピュータから別のコンピュータにデータ送信したのが始まりです。この時初めて、データがコンピュータ間を行き来した訳です。まさにインターネットの始まりと言えるでしょう。
もちろん、今のような高度なデータ転送の足がかりとなる研究だったわけですが、いままで出来なかった事が出来るようになったという事では画期的な事なのです。
しかし、実際にインターネットが本格的に活用されるようになったのは、1990年代にWWW(ホームページ)が登場してからでしょう。インターネットプロバイダーや装置、また、インターネット上でサービスを提供する企業の登場で、最初のネットバブルが始まったのです。
そのバブルも崩壊し業界は大変動しましたが、インターネットは崩壊することなく、むしろ飛躍的に発展を続けています。2009年8月時点でウェブサイトは2億2600万サイトあると言われていて、これは、ネットバブルが崩壊した頃の10倍近い数字だそうです。
そう考えると、たかだか10年少しの歴史しかないインターネットですが、凄まじい成長を遂げていると言えるのではないでしょうか。まさにインターネットを制しないと、これからの社会では生き残れないと言っても過言ではないかもしれません。
そんなインターネット、負の側面を持っている事も理解する必要があります。
インターネットによってコミュニケーションが簡単になりました。連絡を取り合うには便利になりましたが、常に変化し即時性を求められるコミュニケーションを強いられる場面も多くなり、それに振り回される事もあります。実際、いろいろ体験されている方も多いのではないでしょうか。また、提供される情報は有益なものばかりでなく、ノイズ、有害な物や、新しい犯罪を生み出している事も事実です。
また、グローバル化も加速されました。リアルタイムで全世界と交渉が可能になる事は、言い換えれば、良くも悪くも採算が世界レベルで計られる事になります。例えば、高賃金の労働力が低賃金の労働力に取って代わられ、雇用問題が発生する結果を生み出しているのも事実です。
この様に、インターネットにはたくさんの問題をもたらしています。しかし、未知なる可能性が秘められている事も事実です。今後ますます必要で、重要で、力を持ち、影響力が増していくでしょう。そして、私たちはそれを受け入れて行かなくてはいけません。
30代に、がむしゃらに働いたインターネットは、40歳を迎え、どのように成長していくのでしょうか。
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