2010/07/29

資格取得について

資格取得について、ご相談を受けます。今回は、資格について少し述べてみようと思います。

資格を持っていれば就職に有利と思っている方も多いようで、実際に資格取得をメインとしたスクールも数多く存在します。しかし、実際には、資格とはどうゆうもので、本当に有利なのかどうか分からない方も多いようです。

資格には様々なものに分類することができ、IT・情報系の資格だけでも、数多く存在しています。まず大きな分類としては、
・国家資格
・公的資格
・民間資格
に分けることが出来ます。

国家資格として代表的なものは、「情報処理技術者試験」があります。この資格は、経済産業省が、情報処理の促進に関する法律で、情報に関する業務を行う者の技術の向上の為に行っています。ITパスポート試験や基本情報技術者試験はこれに該当します。また、ウェブデザイン技能検定もあります。

公的資格として代表的なものは、「情報検定(J検)」があります。現在、情報活用試験・情報システム試験・情報デザイン試験があります。国家資格と民間資格の中間に位置づけられる資格で、省庁が認定した審査基準を基に、民間団体や公益法人の実施する試験で与えられます。

民間資格として代表的なものは、「パソコン検定試験(P検)」「MOS(Microsoft Office Specialist)」「MCP(マイクロソフト認定プロフェッショナル)」「LPIC(Linux Professional Institute Certification)」「パソコン整備士」があります。民間団体・企業・業界団体などが、独自の審査基準を設けて任意で与える資格です。

個別の資格については、順次ご紹介していこうと思いますが、資格取得が就職に有利かというご質問に対してのお答えは、Yesになるでしょう。しかし、技術系の職種の場合は、どうしても「スキル」が重要となります。その方の実力はどのくらいか、何が得意で何が出来るのか採用側は判断しようとします。その一つの指標として資格が考慮されるのは確かです。とはいえ、資格を持っていてもスキルが無ければ、それは就職に不利になってしまうこともあります。

資格取得だけではない総合的なスキルを身につけて頂きたい。使える技術を身につけて頂く事をモットーに、アクシーパソコンスクールのスタッフはご指導させて頂いております。資格取得と合わせて、スキルアップを目指してみませんか?

2010/07/19

ブログ&ホームページ

梅雨明けしました。
いきなり猛暑です。熱中症にお気を付け下さい。

夏休みも始まりました。
今日は3連休ということもあって、海や山にレジャーにお出かけされている方も多いのではないでしょうか。

アクシーパソコンスクールでは、ホームページ作成コースにたくさんの方が通っていらっしゃいます。
その中で、よく質問されるのが、ブログとホームページの違いです。
最近ではブログをホームページの代わりに使っていらっしゃる方も多いようですがその違いはお分かりですか?

ホームページは、静的情報を伝えることに向いています。
例えば、会社案内や病院紹介、各種サービスの案内な製品案内など。

ブログは、記事が投稿順に並びますので、日々情報が変わる内容を伝えることに向いています。
例えば、学校での出来事や、育児日記、ペット日記やガーデニング日記、旅日記など。

では、それぞれを逆に使うとどうなるでしょうか?
例えば、会社案内をブログで作ってみると。。。
ブログは時系列で記事が整理されます。ですので、投稿日付が重要な要素となります。会社案内などあまり変化が伴わない内容をブログで書くと、更新日付が古いまま掲載され続けることになります。これは、味方によっては古い情報が掲載されていると受け止められかねません。

では、ホームページでペット日記を付けるとどうなるでしょう。
ブログでは、記事を書くと、自動的にカテゴリーや日付で記事を分類してくれます。また、カテゴリーメニューからのリンクも自動的に作成してくれます。しかし、ホームページでは、それらをすべて作成者が行わなくてはなりません。デザインやページ内容など自由自在に作成することが可能ですが、少し専門的な知識が必要になります。

ブログとホームページは、このようにそれぞれメリット、デメリットがあります。ですから、それぞれを上手く使う事で効果的な運用が出来るのです。ブログのカスタマイズをしようと思った場合は、ホームページ作成の知識が不可欠ですし、ホームページとは別に更新情報をブログで掲載し、ホームページからリンクすることで、SEO的にも有利なホームページが作成できる訳です。

一言にホームページ作成コースと言っても、受講生の皆さんはそれぞれ、様々な目的をもって受講されています。そんなニーズに合わせて、最適なカリキュラムでお教えしているアクシーパソコンスクールだからこそ、必要な知識を的確に得られる訳です。

この夏、スキルアップをしてみませんか?個人レッスン制でマイペースで受講していただけます。まずは無料受講ガイダンスをお気軽にお申込下さい。あなたの受講をスタッフ一同、お待ち致しております。

2010/07/04

ネットと選挙

7月に入りました。梅雨前線の影響で各地に大雨をもたらしています。
被災を受けた地域もあり、しばらくは予断を許さない状況の様です。

さて、そんな中、参議院選挙が7月11日に行われます。
立候補者のポスターや選挙カーなどが目に付きますよね。
皆さんも大切な一票を誰に投票するか悩んでらっしゃる事と思います。

ネットが普及して10年以上経つ現在、さまざまな活用が行われています。
もはや生活の一部となっている方も多いのではないでしょうか。
日常の疑問の検索や、グルメ情報、インターネットバンキングに株取引。
mixiやTwitterなどで友達とコミュニケーションを取られている方も多いですよね。
政治家の方も、ネットを活用して政策を発表したり、
Twitterやmixiで自らの活動を報告して、
政治を身近なものにしようと努力されている方もいらっしゃいます。
しかし、選挙活動については日本の場合は制限されているのです。

具体的には、
・候補者がホームページやブログを更新してはいけない。
・選挙期間中にメルマガを配信してはいけない。
・Youtubeなど動画配信サービスにアップロードできない。
といった事が、現在の公職選挙法により禁止されています。

日本の公職選挙法では、選挙運動のインターネット利用は第142条第1項で禁止されている「文書図画の頒布」にあたると解釈されているようです。また第146条には「文書図画の頒布又は掲示につき禁止を免れる行為の制限」が記述されており、インターネットを利用して情報を発信することが第142条第1項に抵触しなくても第146条により違法行為とされる可能性が高いため選挙期間中に候補者はウェブサイト更新や電子メール配信を自粛することが一般的になっているとのことです。

その一方、公職選挙法142条第1項や第146条が日本国憲法第21条第1項の「集会、結社及び言論、出版その他一切の表現の自由は、これを保障する」に違反している可能性があるのではないかとの指摘があるのも事実で、法律が制定された時代には、現在のネット社会を想定出来なかったため、いろいろな矛盾が発生しているのでしょうね。もちろん、選挙活動のみならずですが。。。(^_^;)

今回の参議院選挙からネット選挙運動が解禁される可能性がありました。公職選挙法改正案が国会に提出されていたのですが、ほぼ成立すると見込まれていたのに、成立しなかったのです。本当に残念なことです。

技術の進歩が早すぎて、制度や法律が追いついていない現状。その最たるものだと思いますが、議員の皆さんには、ネットをもっと利用して万人に分かりやすく政治を使える使命に取り組んで欲しいと思います。